病気に関するQ&A  
       
  霰粒腫(さんりゅうしゅ)に関する5つの疑問    
     
 
Q1 霰粒腫はどのような症状がありますか
A1 「瞼(まぶた)の中にしこりが触れる」「眼瞼が腫れてきて痛みが出て来た」などです。よく似たものに麦粒腫(ばくりゅうしゅ、ものもらい)があります。
Q2 霰粒腫はどこが悪いのですか
A2 涙の成分は、水、粘液、脂(あぶら)の3つに分けられます。このうち脂成分は涙液の一番表層にあって、涙の蒸発の防止や眼球運動の潤滑油として働いています。脂成分は眼瞼の上下にそれぞれ20個ほどあるマイボーム腺から分泌されるのですが、マイボーム腺の分泌がうまくいかなくなることが霰粒腫のできるもともとのきっかけとなります。原因として、栄養状態やホルモンバランスが悪くて脂成分の性状が変ること(脂成分が液状からグリース状になること)、マイボーム腺の開口部付近に炎症をおこして出口が塞がってしまうことなどがありますが、原因がわからないものも多くあります。いずれにせよ、スポーツで汗をかいた後はうがいや手洗いのほか顔や目の周りを水で洗い流す、不潔な手で目をこすらない、不必要な市販の点眼薬は避ける、栄養のバランスがとれた食生活を送り睡眠を十分とる、お風呂で十分に暖まり眼瞼の軽いマッサージをする、眼瞼の温湿布(暖かい湿ったタオルで5~10分暖める)などが直接間接に霰粒腫の発生防止になります。
Q3 霰粒腫の治療法について教えてください
A3 霰粒腫は、活火山のように腫れや痛みを伴った霰粒腫(急性霰粒腫または炎性霰粒腫)と休火山のように瞼のしこりだけで痛みや腫れはないもの(非炎症性霰粒腫)とがあります。さらに急性霰粒腫が細菌感染を伴うと、瞼が化膿して広い範囲に広がることがありますから早期の適切な治療が必要です。非炎症性霰粒腫の場合は、細菌感染防止目的で抗生物質や抗炎症剤の点眼、温湿布の励行を行って様子をみます。場合によってはステロイドの皮下注射なども行います。炎性霰粒腫の場合は、早期の炎症の鎮静化が第1の目標になりますから、抗生物質と抗炎症剤の積極的な投与を内服など併用しながら行います。炎症が沈静化すれば、非炎症性霰粒腫としての治療を考えます。手術をすることもあります。
Q4 手術はいつしたら良いのですか
A4 炎症がとれた状態をまずつくり、その後に温湿布などで保存的に治療するのか手術をして切除してしまうかを決めます。子供では、時間はかかりますが温湿布などの保存的治療を選択することが多いのですが、大人の場合は手術をすることもよくあります。
Q5 手術はどのようにするのですか
A5 眼瞼の裏側からする方法と、表の皮膚側からする方法があります。できれば眼瞼結膜側(裏側)から切開したいのですが、霰粒腫が大きくなってすでに皮膚側に破れてしまっている(あるいはそれに近い状態)場合は皮膚側から切開して痛んだ皮膚ごと切除します。皮膚からの切開は糸で縫合しなければなりませんが、裏側からの切開では縫合しないこともよくあります。この場合、術後に十分な安静をする必要があります。そうしないと傷が開いて大出血をすることがあります。抜糸は1週間以内に行います。炎性霰粒腫はアンパン状をしており、被膜(カプセルという)とそれに包まれたゼリー状、粥状、馬糞状の内容物で出来ています。内容物だけの除去だけでは再発する事があるので、できるだけ被膜を切除します。非炎症性霰粒腫の場合は、内容物がない充実性のしこりだけが触れます。
   

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